ジェローム・サルツァー
1975年に示した八つの設計原則が、今もほぼすべてのセキュリティレビューに顔を出すMITの教授。
サルツァーは Michael Schroeder とともに、論文 The Protection of Information in Computer Systems(1975年)で、機構の経済性、フェイルセーフなデフォルト、完全な仲介、公開設計、最小権限といった原則を示した。土台にしたのは、サルツァーが中心設計者の一人だった Multics である。この一覧が今も現役に読めること自体、論文よりも業界のほうについて多くを語っている。
David Reed、David Clark とともに書いた End-to-End Arguments in System Design(1984年)は、機能はネットワークの内側ではなく端点に置くべきだと論じ、インターネットの設計に影響を与えた。また、Kerberos の生まれ故郷である MIT の Project Athena で技術責任者を務めた。