ヒートパイプ
作動液(通常は水)とウィック構造を封入した密閉銅管。高温側で蒸発し、低温側で凝縮し、毛細管現象で戻る相変化冷却で、中実の銅より効率よく熱を運ぶ。
現在のCPUクーラー(Noctua、be quiet!、Deepcoolなど)では標準的な部品で、タワー型には4〜8本入っている。ウィックは焼結式と溝式があり、焼結式は向きを問わず働くのでノートPC向き、溝式は安価だが重力に依存する。熱輸送能力は1500〜2500 W/cm²。薄型のノートPCでは平らなヒートパイプを使う。故障は、数年の使用や温度サイクルによるドライアウトと真空漏れで、起きると温度が急上昇する。ヒートパイプは線状、ベイパーチャンバーは面で熱を広げる点が違う。最近のGPUクーラーは両方を組み合わせている。