グリーティング
デモやクラックトロがスクロールテキストに織り込んだ挨拶。友人にもライバルにも向けられた、シーンの社会的通貨。
ほぼすべてのデモやクラックトロは、遅かれ早かれ「greetings」の連なりに入る。作者が会釈したい他のグループや人々の点呼である。しかるべきグループから挨拶されるのは地位の証であり、あちこちに載っていれば存在を認められているということだった。リストは中身より長くなることさえあった。
この慣習は確立しすぎて、専用の隠語まで生んだ。greets、greetz、「a big hello to」などである。ソーシャルネットワークがまだなかった時代のそれとして機能し、誰が誰を知っているかを誰でも読め、ライバル関係は誰が意図的に外されたかで演じられた。