ジュヌヴィエーヴ・グロチャン
1940年9月20日の発見によって、日本の暗号機PURPLE(九七式欧文印字機)の解読を突破したアメリカの数学者。
グロチャン(1913〜2006年)は政府の統計職から1939年に陸軍信号情報部(SIS)へ移った。1940年9月、彼女は暗号文同士に繰り返し現れる関係に気づき、PURPLEがスイッチをどう進めているかを割り出す手がかりをつかんだ。これでフランク・ローレット率いるチームは、誰も実物を見たことのない機械の動作する複製を作ることができた。
戦後はヴェノナに取り組んだ。ワンタイムパッドを再利用するというミスを犯したソ連の通信である。のちに結婚してジュヌヴィエーヴ・ファインスタインとなった。彼女の役割が広く知られるようになったのは、機密解除によって資料が公開された後で、それが役に立ってから半世紀が過ぎていた。