Gas
米国のティーン向け匿名「褒め合い」アプリ。2022年8月に公開され数か月でストア首位に立ったが、2023年1月にMetaが買収し、同年10月に終了した。
仕組みは「クラスで一番頭がいいのは誰?」のような設問に同じ学校の友達から選んで投票し、選ばれた人に匿名で「gassed(持ち上げられた)」通知が届くというもの。後味のいい反応が取れる王道のエンゲージメント設計だ。創業者のNikita Bierは、2017年にFacebookに買収された匿名の褒めアプリtbhに続く二度目の挑戦だった。Metaは1ユーザーあたり約0.5ドルで買ったとされ、流行のティーン向けアプリを買って統合するか閉じるという、いつものパターンをなぞった。教訓は、匿名ティーンアプリは急成長するが自力での収益化が難しいこと。後継のSenditやNGLも、短命のバイラルと創業者の人材獲得という同じ道をたどっている。