Fuzzball
詳細情報
- 作者
- David L. Mills
- 種類
- ルーターおよびオペレーティングシステム
David Millsが作った小さなLSI-11ルーター。1986年に最初のNSFNETバックボーンを構成し、NTPが育った場所でもある。
Fuzzballはソフトウェアであり同時にマシンでもあった。DECのLSI-11向けにDavid Millsが自作した、インターネットプロトコルの試験台となるOSである。1986年にNSFNETがスーパーコンピュータセンターを結ぶ際、56 kbit/sの回線上の6台のFuzzballがネットワークを支えた。独自のルーティングプロトコルHelloを話し、ネットワークまでの距離をホップ数ではなく遅延で測った。
遅延を測るには、マシン同士が今何時かで合意していなければならない。その作業がNTPになった。ルーターとしてのFuzzballは処理が追いつかなくなりつつあり、1988年にMeritとIBMのT1ネットワークに置き換えられた。インターネットのバックボーンが、一人の研究者が書いたOSで動く小さなDEC機6台だった時代があったのは、当時を物語っている。