フロッピーディスク
30年間使われ、容量は1.44MB。現物を触ったことのない人々が書いたソフトウェアの「保存」アイコンとして、今も生きている。
IBM が8インチのフロッピーを作ったのは1971年で、メインフレームにマイクロコードを読み込ませるためだった。その後ホームコンピュータ向けに5.25インチへ縮み、1982年には硬いプラスチックケースに入った3.5インチとなる。多くの人が覚えている容量は1.44MBだ。取り外せて、安く、郵送できるほど丈夫な媒体だった。
インターネット以前、コンピュータウイルスの主な感染経路でもあった。ブートセクタウイルスは、起動時にドライブに入れっぱなしのディスクを介して広がった。衰退はゆっくりだった。1998年に Apple が iMac でドライブを廃止し、当時は猛烈な批判を浴びたが、これが決定打になった。保存アイコンは単なる惰性で残っており、核兵器システムの一部は2010年代まで8インチフロッピーを使っていた。