フェンスドフレーム
周囲のページとのあらゆる通信を意図的に断ち切った埋め込みフレーム。どちらの側にも見せてはならないデータから選ばれた内容を、表示するために作られた。
通常のiframeは双方向に情報が漏れる。埋め込み側のページは自分が指定したURLを知っているし、両者はメッセージで会話もできる。これは、「広告主が相手を特定できず、サイトも何が選ばれたか知らないまま、ユーザーの関心から広告を選ぶ」という考え方と相容れない。フェンスドフレームは通信路を切ることでこれを解決する。読み込みはURLではなく、ブラウザ内のオークションが生成する不透明な設定オブジェクトから行い、上位へのメッセージ送信は存在せず、ストレージやネットワークへのアクセスも制限されて、自力で識別子を持ち出せない。このためChromeの広告オークションに技術的には適した構造だが、本当に分離されている部分と、分離されているように見えるだけの部分の境目こそ、批判が狙ってきた論点である。