結果整合性(DB)
一般的な整合性保証のなかで最も弱いもの。新しい書き込みがなければ、すべてのレプリカはいずれ同じ値に収束する。どれだけ時間がかかるかも、その間に何が見えるかも保証せず、「いずれ等しくなる」とだけ言う。
考え方は、即時の整合性よりも可用性と低レイテンシを優先することだ。レプリカは一時的にずれることがあり(書き込み直後の読み取りで「古い」データが返る)、リードリペアやアンチエントロピーといった修復の仕組みが収束を保証する。典型例はDNS(変更が数分〜数時間かけて広まる)、弱めのモードのCassandra/Dynamo、かつてのS3だ。利点は高い可用性、分断耐性、スケーラビリティ(CAPでいうAP)。代償として、アプリケーションは古い値が見えることや、場合によっては競合が起きることを許容しなければならない。「いずれ」という言葉は悪名高く曖昧なので、read-your-writesや因果整合性といった強めの変種が実用的な保証を上乗せする。強整合性(線形化可能性)の対極にある。