eSIM
Embedded SIM。マザーボードに直接はんだ付けされた、書き換え可能なSIMチップ。キャリアのプロファイルは遠隔でダウンロードするので、物理SIMの差し替えは要らない。2024年以降の標準で、米国のiPhone 14以降はeSIM専用、ウェアラブルもすべてeSIMだ。
旅行向きで、Airaloなどがプリペイドの旅行用eSIMを提供しており、QRコードを読み取るだけで導入できる。デュアルeSIMにも対応し、多くの端末が2〜8枚のeSIMを同時に保持して、メニューで切り替えられる。キャリアにとっては乗り換えの障壁が下がるため、かつては物理SIM必須の方針を維持して抵抗する例もあった。EUではeSIMの義務化が2025年に予定されていた。チップ自体は組み込みUICC(eUICC)と呼ばれる。物理SIMと比べた利点は、開通が速く、チップを失くさず、複数キャリアを扱いやすいこと。欠点は端末の乗り換えが面倒になり、キャリアによる囲い込みの材料になりうることだ。