オーウェン・ケイシー
詳細情報
- 主な業績
- Digital Evidence and Computer Crime(2000年)、CASE
デジタル証拠を、道具の寄せ集めではなく方法論を持つ学問に育てた研究者であり捜査官だ。
ケイシーは2000年に『Digital Evidence and Computer Crime』を著した。当時の警察の多くは、ハードディスクを紙のファイルの束のように扱っていた。この本は、デジタルフォレンジックの核心であり続ける問いに言葉を与えた。証拠が改ざんされていないことをどう示すか。出来事の経緯をどう再構成するか。結論にどこまで自信を持てるか、である。
長年、学術誌『Digital Investigation』の編集長を務め、研究会議DFRWSや、ツール間で調査結果を交換する共通形式CASEの推進役でもある。近年はローザンヌ大学に所属する。システムへの侵入ほど華やかではないが、法廷がログファイルを信用できるのは、こうした仕事のおかげだ。