Dynamic Windows
詳細情報
- 作者
- Symbolics
- 公開
- 1986年
- 種類
- ウィンドウシステム
Genera 7のSymbolics製ウィンドウシステム。画面に出力されたものがすべて、型の分かるクリック可能なオブジェクトのまま残った。
1980年頃にMITで生まれたLispマシン最初のウィンドウシステムは、文字も図もほかのシステムと同じように描いた。一度画面に出たものはただのピクセルだった。Symbolicsは1986年のGenera 7.0でこれをDynamic Windowsに置き換えた。ここでは出力の一つ一つが、プレゼンテーション、つまりプレゼンテーション型を持つオブジェクトとしてウィンドウの履歴に保持される。10分前に一覧表示したファイルは今もファイルであり、数値は数値であり、エラーメッセージは自分がどのオブジェクトについてのものだったかを覚えている。
コマンドプロセッサはこれを存分に活用した。コマンドがファイル型の引数を待っているとき、画面上のファイルはポインタが通ると枠で囲まれ、クリックするだけで入力できる。右クリックすれば、そのオブジェクトを受け付けるコマンドのメニューが出た。この考えは、1990年代前半にSymbolicsがほかのLispベンダーと共同で仕様化したCLIMを通じてCommon Lispに引き継がれ、フリー実装のMcCLIMとして今も生きている。そう見ると、文字を表示するだけの端末は選択であって、自然法則ではない。