DXVK
Direct3D 9、10、11をVulkanの上に実装する変換レイヤー。2018年からPhilip Rebohleが開発。WindowsゲームがLinuxでそのまま動く理由の一つ。
DXVKはエミュレートではなく、D3Dの呼び出しをリアルタイムでVulkanに翻訳し、コンパイル済みシェーダーをディスクにキャッシュする。性能は通常Windowsの数%差以内で、Vulkanドライバーのオーバーヘッドが小さいため上回ることもある。ValveのProton、つまりすべてのSteam Deckに組み込まれている。姉妹プロジェクトのVKD3D-ProtonはDirect3D 12を同様に扱う。技術的に面白いのは、ゲームがバグに依存しているため、D3Dのバグまで含めた挙動を正確に再現しなければならない点である。