DSCP
Differentiated Services Code Point。IPヘッダにある6ビットのフィールドで、QoSのための印付けに使う。ToSフィールドを置き換えた(RFC 2474)。
ルーターやスイッチはDSCP値に基づいてパケットを優先処理する。VoIPにはEF、ビデオにはAF41、通常通信にはBEといった具合だ。代表的な値は、EF(Expedited Forwarding)、AF1〜AF4(四つのクラス×三段階の破棄優先度のAssured Forwarding)、CS0〜CS7(Class Selector)。
DSCPはあくまで印付けにすぎず、ネットワーク側にQoSポリシーがなければ何も起きない。ISPは境界でDSCPを書き換えたり消したりすることが多く、企業内の印付けはインターネットを越えられない。社内WANやMPLSの内部ならよく機能する。フローごとの状態を持たないDiffServはスケールするが、フロー単位の予約(RSVP)が必要なIntServはインターネットには複雑すぎた。