分散トレーシング
分散システム全体でリクエストを追跡する手法。各サービスが共有の「トレース」に「スパン」を一つずつ加え、遅延の出どころを可視化する。
トレースIDと親スパンIDをHTTPヘッダー(W3C Trace Contextのtraceparent)やキューのメッセージで伝搬する。各サービスは自分のスパンをバックエンド(Jaeger、Zipkin、Tempo、Honeycomb、Datadog)へ送り、結果はフレームチャートで表示される。基礎となる論文はGoogleのDapper(2010年)。標準化はCNCFのOpenTelemetryが担い、旧来のOpenTracingとOpenCensusを置き換えた。メトリクス、ログと並ぶ、オブザーバビリティの「三本柱」の一つである。