ダイレクトダイ冷却
CPUの金属製ふた(IHS)を完全に外し、クーラーをシリコンダイに直接当てる冷却法。ふたのTIMとふた自体、2つの熱の壁を一度に取り除き、温度を劇的に下げられることがある。ただし危険で、専用のブラケットが要る。
発想は単純で、IHSがはんだ付けで良質なグリスを使っていても、ダイとクーラーの間には熱の受け渡しがいくつかある。ダイレクトダイでは、クーラーのコールドプレートをシリコンに直接当て、接触を最良にするため液体金属を使うことが多い。効果は10〜20℃以上の大幅な温度低下で、より高いブーストやオーバークロックが可能になる。
リスクは、IHSの保護がないため、取り付け圧を誤るとダイが割れかねないことだ。専用に作られたフレームやスペーサーも必要になる。極限を追う愛好家や記録狙いの世界の定番で、最近はダイレクトダイ用のブロックやフレームを売るメーカーもある。IHSを残したまま開ける殻割りの、さらに先を行く手法だ。