Deep Crack
1998年、25万ドル未満でDESを総当たりで破れることを実証し、「そんなことは不可能だ」という当局の主張を覆したマシン。
EFFの依頼で、Paul KocherのCryptography Research社とAWTが、1,856個の専用ASICを6つの筐体に詰めて製作した。各チップが並列に鍵を試し、全体で毎秒約900億個のDES鍵を処理した。1998年7月にはRSAのDES Challenge II-2を56時間で解き、1999年1月にはdistributed.netと組んで次の鍵を22時間15分で見つけている。
狙いは政治的なものだった。米国当局はDESの解読には数百万ドルかかると主張していた。EFFは設計の全容を書籍『Cracking DES』として出版したが、これはOCR向けのレイアウトで紙に印刷されていた。暗号のソースコードの輸出規制は、印刷された書籍には及ばなかったからである。