DCShadow
自分のマシンをドメインコントローラーとして登録し、レプリケーションで変更を流し込んでから登録を消す手口。DCSyncの逆方向である。
2018年にベンジャミン・ドゥルピーとヴァンサン・ル・トゥーが発表した手法。データを読み出すのではなく、ディレクトリの構成パーティションに、他のDCがそのマシンを仲間と認めるのに必要なオブジェクトを一時的に作り、任意の属性変更をごく普通のレプリケーション通信として送り込む。肝心なのは「起きないこと」で、対象サーバー上で管理操作として実行されないため、そのセキュリティログには一切残らず、ほとんど誰も見ないレプリケーションのメタデータにしか痕跡が出ない。典型的な用途は、SID履歴の値をこっそり埋め込む、権限を書き換える、といったものだ。もともと非常に高い権限が必要なので、権限昇格ではなく、永続化とステルスのための技法である。