デバイス構成オーバーレイ(DCO)
ドライブの報告容量を縮め、見える範囲の先にセクタを隠せるATAの機能。メーカーには便利で、調査官には要注意である。
ATA-6(2002年)で導入されたDevice Configuration Overlayは、該当コマンドを発行できる者なら誰でも、ドライブが報告する容量や機能セットを減らせるようにする。メーカーは容量の異なるドライブを同一に見せたり、特定のモデルに公開すべきでない機能を隠したりするのに使った。
HPAと同様に、OSやパーティション管理からは見えない隠し領域ができる。そのためディスクの見かけ上の末尾より後ろにデータを隠せる、古典的なフォレンジック上の落とし穴でもある。調査ツールはDEVICE CONFIGURATION IDENTIFYを発行してDCOを検出し、本来の最大アドレスに戻せる。HPAとは別物だが共存しうるので、完全なイメージ取得では両方を考慮する必要がある。