クレイグ・コスタロ(Craig Costello)
楕円曲線と同種写像を実用になる速さまで引き上げ、SIKEの共同設計者にもなったMicrosoft Researchの暗号研究者。
2015年、コスタロはパトリック・ロンガとともにFourQ曲線を発表した。複数の自己準同型を組み合わせることで、スカラー倍算がCurve25519の約2倍近い速さになる。プロトコルへの採用は広がらなかったが、よく選ばれた曲線にはまだ性能の余地があることを示した。
翌年にはコスタロ、ロンガ、マイケル・ネーリヒがSIDHの高速アルゴリズムとライブラリを公開し、同種写像ベースの鍵交換を実際に計測できるものにした。その後SIKEの共著者となったが、2022年、SIKEは1時間ほどの計算で破られた。実装は見事でも土台が悪かった、というわかりやすい実例である。