コードブック攻撃
鍵は無視して、どの平文ブロックがどの暗号文になるかの対応表をひたすら作る攻撃。
固定鍵のブロック暗号は、突き詰めれば巨大な表にすぎない。同じ鍵で平文と暗号文のペアを十分に集めれば、鍵を知らなくても、新しいメッセージを表引きで読める。各ブロックを独立に暗号化するECBでは攻撃は自明で、守りは表が大きくなりすぎることだけだ。64ビット暗号の完全なコードブックでも128エクスビバイトになる。
だからブロックサイズは単なる性能の調整値ではなく、セキュリティ上のパラメータである。小さな領域上のフォーマット保存暗号でも同じ問題が再燃する。4桁のPINを暗号化する場合、ブロックの種類はちょうど1万通りで、そのコードブックはメモ帳1枚に収まる。