ClearArea
Xウィンドウ内の矩形領域を背景に戻すリクエスト。ついでに、自分自身へExposeイベントを発行させることもできる。
このリクエストはウィンドウ、矩形、フラグを取る。矩形は背景色または背景ピクスマップで塗りつぶされ、幅や高さが0なら「端まで」を意味するため、XClearWindowは0を渡したClearAreaにすぎない。背景がNoneのウィンドウでは画素は変更されない。対象はウィンドウのみでピクスマップには使えず、InputOnlyウィンドウに対してはBadMatchが返る。
面白いのはexposuresフラグだ。これを立てると、消去した領域に対してサーバーがExposeイベントを生成する。あたかも上に載っていた何かが退いたかのようにである。これが再描画を依頼する定番の方法になった。描画ルーチンを直接呼ぶ代わりに領域を消去してイベントループに任せれば、描画はすべて同じ経路を通り、複数の要求もまとめられる。queue_drawやupdateといったツールキットの呼び出しも、同じ発想をより行儀よくしたものだ。