クリストファー・パイル
「ブラック・バロン」。コンピュータウイルスを作成・拡散した罪で、英国で初めて収監された人物。
プリマスのChristopher Pileは、Black Baronを名乗ってPathogenとQueegというウイルスを作り、さらに重要なことに、SMEG(Simulated Metamorphic Encryption enGine)を開発した。SMEGはポリモーフィックエンジンで、感染のたびに新しい復号ルーチンでウイルス本体を包むため、シグネチャ型スキャナが探せる固定のバイト列が残らない。彼は作品を、無害に見えるプログラムに仕込んでBBSで広めた。
1995年11月、コンピュータ不正使用法1990に基づく11件の罪状について有罪を認め、18か月の刑を言い渡された。同法は主に侵入者に適用されてきたが、パイルの事件は、コードを書いて他人に実行させただけの者にも及ぶことを示した。