チップミュージック
ホームコンピュータやゲーム機の音源チップで作られる音楽ジャンル。独特の電子的な音色と波形の混ざり方が特徴だ。
チップミュージックは制約から生まれた。音声をサンプルとして保存する余裕がないとき、どうやって音楽を作るのか。作曲家は音源チップを直接プログラムし、発振器を設定し、波形を混ぜ、エンベロープをリアルタイムで形作った。SIDチップやヤマハのPSG、その後の改良が、ハードウェアの限界を独特の美学に変えた。今日のチップチューンのアーティストも、ローファイのプロデューサーも、ゲーム作曲家も、その系譜は8ビット時代のサウンドデザインの先駆者に連なる。