Chipkill
ビットが一つ反転する程度ではなく、モジュール上のDRAMチップ丸ごと一個が故障しても耐えられる、強力なメモリ誤り訂正。
通常のサーバー用誤り訂正は、1ワードあたり1ビットを訂正し2ビットを検出する。宇宙線には十分だが、8個のうち1個のチップが死んで8ビットが同時に失われる事態には無力だ。1990年代にIBMが出した解決策は、1個のチップが出力するビットがすべて訂正可能な範囲に収まるよう符号語を分散させることだった。4ビットまたは8ビット単位のシンボルベース符号とインターリーブで実現する。インテルの同種の方式はSDDCと呼ばれ、2チップの故障に耐える強化版もある。極端な特殊ケースに聞こえるが、データセンターの規模ではチップ丸ごとの故障がメモリ障害のかなりの割合を占め、その差はログの1行で済むか、マシンが落ちるかの違いになる。