Cellebrite(セレブライト)
押収したスマートフォンの中身を丸ごと抜き出す機器を作る、イスラエルの企業。
始まりはずっと地味で、携帯電話店が旧端末から新端末へ連絡先をコピーするための機器だった。捜査機関がまったく同じことを求めていると分かり、2007年にUFED(Universal Forensic Extraction Device)を発売。世界各国の警察の標準装備になった。
商売の核は、ロック画面の未公開または未修正の脆弱性であり、AppleやGoogleとは終わりのないいたちごっこになる。2021年にはモクシー・マーリンスパイクが、UFEDが目の前のトラックから「落ちてきた」と書き、ツール自体にバグが多いこと(何年も古いFFmpegライブラリなど)を指摘した。押収端末に細工したファイルを置けば、理屈の上では過去の調査レポートを改ざんできるという。