CAMテーブル
Content-Addressable Memory(連想メモリ)。スイッチの MAC アドレステーブルを保持し、超高速な検索を可能にする専用ハードウェアメモリである。「CAMテーブル」は MAC アドレステーブルそのものの同義語としてもよく使われる。
普通の RAM はアドレスを与えてデータを得るが、CAM は逆で、データ(MAC アドレス)を与えると、その場所(ポート)が1クロックで並列に返る。スイッチがテーブルを順に探さず、ワイヤスピードで転送できるのはこのためだ。弱点は高価で容量が有限なこと。保持できる MAC エントリ数は決まっている。
これを突くのが MAC フラッディング攻撃で、偽の MAC アドレスを何千も送って CAM テーブルを埋め尽くす。満杯になると正規のアドレスを学習できず、スイッチは全ポートにトラフィックを流す(フラッディング)ため、攻撃者が盗聴できてしまう。対策はポートセキュリティでポートごとの MAC 数を制限すること。TCAM(三値 CAM)は ACL やルーティング検索向けの変種である。