BGPハイジャック
あるASが自分のものではないIPプレフィックスを、誤設定または故意に広告し、通信が誤った経路へ流れてしまう現象。
有名な事例は、2008年のパキスタン・テレコム(誤ってYouTubeを世界的に約2時間停止させた)、2010年のチャイナ・テレコム(インターネット通信の約15%を18分間中国経由にした)、2018年のAWS Route 53(DNS経路の乗っ取りによる暗号資産の窃取)である。種類は大きく二つあり、オリジンハイジャックは「8.8.8.0/24は自分のものだ」と主張する方式、パスハイジャックはAS_PATHを操作して自分が最も近い経路に見せる方式だ。対策にはRPKI/ROV、BGPsec、ピアリングのフィルタ、BGP監視(Cloudflare Radar、BGPmon)がある。