ベン・アディダ
Webベースの投票システムHeliosを作り、のちに通常の選挙を監査可能にすることに取り組んだ米国の暗号研究者。
アディダは2006年にMITでRon Rivestの指導のもと、暗号学的に検証可能な投票に関する研究で博士号を取得した。2008年には、Heliosを公開した。投票者が自分の票が数えられたことを確認でき、誰でも集計を検証でき、しかも票と個人は結びつかないオープンなWebシステムである。UCLouvainは2009年に学長選挙で使用し、IACRも理事選挙に使っている。アディダ自身は、強要や票の買収が現実の脅威となる場面での利用には警告を発している。
Mozillaでは、中央の誰かにすべてを監視されないWebのログイン方式を目指すPersonaを主導したが、2016年に終了した。2018年には非営利団体VotingWorksを設立し、オープンソースの選挙機器と、リスク限定監査のツールを開発している。基準となる真実は、あくまで紙である。