バズリエ円筒暗号
約20枚の回転ディスクを持つ円筒暗号。フランスの暗号解読者エティエンヌ・バズリエが記述した。
エティエンヌ・バズリエ(1846〜1931年)はフランス陸軍の将校で暗号解読者だった。円筒暗号に関する研究は『Les Chiffres secrets dévoilés』(1901年)で発表している。発想は1790年代にトーマス・ジェファーソンが考案したホイールに似ているが、こちらは共通の軸に乱数化した文字表を持つディスクが並び、鍵はディスクの順序である。
送信者は鍵に従ってディスクを並べ、平文を一列に沿って組み、別の列を暗号文として送る。ディスクが約20枚あれば、順序の組み合わせは人の手で試せる数をはるかに超える。