バッチファイル
DOSやWindowsがコマンドを順番に実行するためのテキストファイル、つまり.batファイルのこと。誰も好んで選んだわけではないのに、誰もが使ったスクリプト言語である。
起源はMS-DOSにある。起動のたびにAUTOEXEC.BATが走り、システム設定といえばほぼこれだった。言語としては素朴で、echo、ラベル付きのgoto、if、for、そしてパーセント記号で囲む変数(%PATH%)がある程度。まともな関数もデータ構造もない。
Windows NTではcmd.exeと拡張子.cmdが登場し、意味づけは少し改善されたが、土台は同じである。2006年にPowerShellが正式な後継となったものの、Unixのシェルスクリプトがそうであるようにビルドやインストーラーの「つなぎ」として.batは今も生き残っている。