バンドステアリング
端末任せにせず、アクセスポイントが最適な周波数帯(2.4/5/6 GHz)へクライアントを誘導するWi-Fiの機能。5/6 GHzに対応する端末をより高速で混雑の少ない帯域に移し、2.4 GHzは遠距離用や旧式の端末に残すのが狙い。
問題は、5 GHzのほうが適していても、多くの端末が2.4 GHz(到達距離は長いが遅く、干渉に弱い)にしがみつくことだ。バンドステアリングはクライアントを「つつく」。たとえば2.4 GHzでの応答を遅らせたり拒んだりして、端末に5 GHzを試させる。全帯域で同じSSIDを使う構成と組み合わされることが多く、ユーザーからは違いが見えない。トレードオフとして、強引に誘導すると5 GHzの受信が弱い端末(2.4 GHzに残るべきだった)の体験が悪化する。関連技術の802.11k/v/rは、クライアントがアクセスポイント間をローミングするのを助ける。メッシュシステムや企業向けWi-Fiでは、帯域間の負荷分散のための標準機能である。