Balloon hashing
攻撃者にも正規ユーザーと同じだけのメモリを使わせる、パスワードハッシュ関数。
PBKDF2は総当たりを遅くするが、必要なメモリはほぼゼロなので、メモリが高くつくGPUや専用ハードウェア上では安く回せてしまう。Balloon hashingは大きなメモリ状態を埋めさせるため、素の計算速度だけでは足りなくなる。
Dan Boneh、Henry Corrigan-Gibbs、Stuart Schechterが2016年に発表し、ランダムオラクルモデルでメモリハード性を証明した。パスワードハッシュでこれが行われることは珍しい。それでも優れた設計が標準になるとは限らない。2015年のPHCで優勝したArgon2が、今ではよく目にするほうである。