アルマ・ウィッテン
1999年の研究『Why Johnny Can't Encrypt』で、普通の人はPGPでメールを暗号化できないことを示した研究者。
カーネギーメロン大学のウィッテンとJ. D. タイガーは、12人の被験者に、使いやすいと謳われていたPGP 5.0でメッセージに署名し暗号化するよう頼んだ。90分あっても大半は失敗し、何人かは誤って秘密の内容を平文で送ってしまった。問題はボタンではなく概念にあった。公開鍵と秘密鍵、信頼、署名は、誰もが直感的に理解できるものではない。
1999年のUSENIX Securityで発表されたこの論文は、ユーザブル・セキュリティの始まりを告げる文献とされる。暗号を理解しなければ使えないセキュリティは使われない、という結論は、その後のほぼすべてのメール暗号化プロジェクトで裏付けられてきた。ウィッテンはのちにGoogleでプライバシー部門を率いた。