Adaptec
SCSI時代、この社名はそのまま、ハードディスクやスキャナ、CDライターをつなぐために機械に挿すカードの代名詞だった。
1981年にカリフォルニア州ミルピタスで創業。1980〜90年代を通じて、PC、サーバー、Macに向けたSCSIホストバスアダプタ市場を支配し、「Adaptecのカード」といえばSCSIそのものを指す略語になっていた。RAIDコントローラも手がけ、一時は人気のライティングソフトEasy CD Creatorも傘下に置いた。
民生市場でSCSIが安価なSATAやSASに取って代わられると、本業は縮んだ。ストレージ部門は2010年にPMC-Sierraへ売却され、ブランドはMicrosemiを経てMicrochipへと受け継がれた。今ではほぼ、まともなワークステーションならどれもSCSIカードを挿していた頃の思い出である。