アクターモデル
自律した「アクター」が非同期メッセージだけで通信する並行処理モデル。共有状態もロックも存在しない。
1973年のCarl Hewittらによる提案。各アクターはメールボックスを持ち、メッセージを一度に1つずつ処理し、新しいアクターを生成したり自分の振る舞いを変えたりできる。プロセスやマシンをまたいで水平にスケールし、1つのアクターが落ちても他は巻き込まれない(「let it crash」)。
実装にはErlang/OTP(発祥)、Elixir、Akka(JVM)、Orleans(.NET)、Pony、CAF(C++)などがある。WhatsApp、Discord、Klarna、RabbitMQの基盤にもなっている。現代の子孫としては、Rustのtokio::actorパターンや、CSPに着想を得たGoのゴルーチンが挙げられる。