464XLAT
IPv6専用ネットワーク上でIPv4を使えるようにする移行技術。RFC 6877(2013年)。クライアント側のステートレス変換(CLAT)とネットワーク側のステートフル変換(PLAT/NAT64)を組み合わせ、IPv4固定のアプリに対応する。
端末(スマートフォン)は内部に小さなNAT(CLAT)を持ち、アプリのIPv4通信をIPv6の送信元に対応づける。ネットワーク側では、NAT64が境界でIPv6を本物のIPv4に戻す。その結果、古いIPv4アプリがIPv6専用ネットワーク上でも透過的に動く。米国のT-Mobileのセルラー網は464XLATを使っており、端末内でCLATが動く。Android 10以降はCLATを内蔵している。iOSのIPv6ネイティブなアプリにCLATは不要だが、古いアプリには有益である。性能面の負荷はカーネル内変換のため小さいが、複雑さは増す。いずれ不要になる運命でもあり、IPv6の普及が進むほどIPv4を要するアプリは減り、464XLATが担うのは主に古い資産になっていく。